ヴァラクート、その傾向と対策
2012年9月21日 TCG全般 コメント (1)
モダンの禁止改訂アナウンスが9月20日に発表されました。モダンをやっている方は結構な衝撃だったのではないでしょうか?
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の解禁です。
このカードは既存のデッキにそのまま放り込めるようなカードではなく、専用のデッキを必要とするカードです。このため、モダン環境には新たな動きが見られる事になるでしょう。公式解禁に先駆けて、少しその傾向と対策を考えておきたいと思います。
まず、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は山を5つ以上コントロールしている場合に、場に出る山が3点火力になるという効果の土地カードです。
このカードを活かせる構築としては、《虹色の前兆》を用いて全ての土地に山タイプを持たせ、また《風景の変容》で土地を入れ換える「オーメン・ヴァラクート」が有名です。土地が5枚揃うまでを凌ぐため、青のカウンターやドローカードを積んだ緑青が一般的です。このコンボパーツ全てをサーチできる《戦争門》にタッチしたものも存在します。
また、緑赤のビッグマナで《原始のタイタン》を出し、その効果で山を持ってくるデッキもエクテンやスタンでは活躍していました。
このデッキへの対策としては、まず何よりもヴァラクートが動き出す前にライフを詰めることでしょう。ヴァラクートが強い点としては、トロンと違って動き始めさえすれば確実にライフを持っていくコンボらしからぬ安定性が挙げられます。逆に初動は遅いので、速攻型のビートダウンデッキならば間に合わない速度ではないでしょう。
また、土地破壊はかなり効きます。《地盤の際》《幽霊街》でヴァラクートを割ってしまえば、次のヴァラクートを引っ張ってくるまでは安全です。特に基本土地を与える事がない《地盤の際》がオススメです。
最後に、《神聖の力線》。ヴァラクートは「プレイヤーを対象として」火力を飛ばして勝つデッキなので、白力線は劇的に効きます。緑青でスロットがかなりいっぱいなので、エンチャントがなかなか割れないのもポイントです。
ここまで長々と語りましたが、ヴァラクートは確かに強力でしょう。しかし、その存在がモダン環境に新たな風を吹き込むのではないかと、期待して待っています。
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の解禁です。
このカードは既存のデッキにそのまま放り込めるようなカードではなく、専用のデッキを必要とするカードです。このため、モダン環境には新たな動きが見られる事になるでしょう。公式解禁に先駆けて、少しその傾向と対策を考えておきたいと思います。
まず、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は山を5つ以上コントロールしている場合に、場に出る山が3点火力になるという効果の土地カードです。
このカードを活かせる構築としては、《虹色の前兆》を用いて全ての土地に山タイプを持たせ、また《風景の変容》で土地を入れ換える「オーメン・ヴァラクート」が有名です。土地が5枚揃うまでを凌ぐため、青のカウンターやドローカードを積んだ緑青が一般的です。このコンボパーツ全てをサーチできる《戦争門》にタッチしたものも存在します。
また、緑赤のビッグマナで《原始のタイタン》を出し、その効果で山を持ってくるデッキもエクテンやスタンでは活躍していました。
このデッキへの対策としては、まず何よりもヴァラクートが動き出す前にライフを詰めることでしょう。ヴァラクートが強い点としては、トロンと違って動き始めさえすれば確実にライフを持っていくコンボらしからぬ安定性が挙げられます。逆に初動は遅いので、速攻型のビートダウンデッキならば間に合わない速度ではないでしょう。
また、土地破壊はかなり効きます。《地盤の際》《幽霊街》でヴァラクートを割ってしまえば、次のヴァラクートを引っ張ってくるまでは安全です。特に基本土地を与える事がない《地盤の際》がオススメです。
最後に、《神聖の力線》。ヴァラクートは「プレイヤーを対象として」火力を飛ばして勝つデッキなので、白力線は劇的に効きます。緑青でスロットがかなりいっぱいなので、エンチャントがなかなか割れないのもポイントです。
ここまで長々と語りましたが、ヴァラクートは確かに強力でしょう。しかし、その存在がモダン環境に新たな風を吹き込むのではないかと、期待して待っています。
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